第10回(12/2) PremierePro編集を学ぶ

そして、本日は新しいことを学びましょう。

今日は 内容を変更します。

After Effectsではなく、PremiereProを使った

編集 です。!

編集って何でしょう? 合成と何が違うんでしょうか?

合成は映像をタテに重ねていくこと

編集は映像をヨコにつなげていくこと

編集 Editing とは?

ここでは、ポストプロダクションの作業の中でも最終工程である編集について学びます。

編集とは映像を最終的に完成に近づけるためにおこなう作業です。大きくは映像の編集と音入れ、

タイトルワーク、カラー補正などの微調整、そして完パケのフォーマットとマスタリング(書き出し)作業になります。

映像編集作業は、ふたつの作業から構成されます。映像を切る作業と、つなぐ作業です。

 

 編集とは   『切りとる』   と  『つなぐ』    作業である

です。

『切りとる』 とはカチンコを打った余分な部分や不必要な部分を削ることと、演技の間やつながりのタイミングなどの必要な部分を残すという意味があります。

『切りとる』   とは   カット(cut)   であり、   トリム(Trim)    です

『つなぐ』とは それぞれの素材(カット)を順番につないで並べていくこと

『つなぐ』とは『切りとる』作業が終わったそれぞれの素材(カットとも呼びます)を順番につないで並べていくことです。並べる順番で次の映像が決まります。

そして最後に

つないだ  カットとカットのつなぎ目に『効果』を入れることを

 『トランジション』(Transition)   =    (画面の切り替えエフェクト)

と呼びます。

私たちが扱う

 映像の作業をおこなう時間軸のことを  『タイムライン』Timeline  と呼びます     

タイムラインは、AfterEffectsやPremiereProなどの合成や編集を行うときに必ず出てきます。

 (過去)past⬅︎⬅︎⬅︎⬅︎⬅︎(現在)present➞➞➞➞➞(未来)future

タイムラインでの作業(領域)を
AfterEffectsの場合は

『コンポジション』 Composition  と呼びます

PremiereProの場合は

『シーケンス』 Sequence  と呼びます

今日は編集の流れをひと通り一緒にやってみましょう!

実際に 映像を つなげていきましょう!

本日のデータはこちらです。(約300Mbytes)学内サーバーからローカルにダウンロードしてください。

編集のワークフロー

1 素材の取り込み

   2 切りとる  カッティング

   3 つなぐ  エディティング

   4 トランジション  カットとカットのつなぎの効果 

   5 書き出し

この流れに沿って、編集 の仕方を学んでいきましょう!

授業終了時には自分で編集作業が出来るようになります。

カチンコ(Slate)

カチンコって何となく見たり、聞いたことがあると思います。

カチンコって何故必要なのでしょうか?

それは、実際の撮影は音と映像を別々に収録するからです。そのために音と映像の同期(シンクロ)させるためにカチンコを打って、そのタイミングを編集時に合わせるのです。それ以外にもカチンコのスレートに撮影時のデータを書いて置くことで編集時にそのカット、テイクがどれかがすぐに分かるというメリットもあります。

最近では『電子カチンコ』、あるいは『電子スレート』と呼ばれるアプリも出てきてスマホやタブレットでできるようになってきました。

(参考)MovieSlate® 8 (Clapperboard + Shot Log)
この業務向けの映画と映像プロダクションのツールにより、撮影時のフッテージを記録したりメモを取ったりできます。キャプチャーや編集、レポート作成といった貴重な時間を節約します。高価なデジタルクラップボードに比べ、ほんの些細な価格で導入できます。